ライトニュース2017年8・9月号~JEANZ・Cleaningをメニュー化しよう!
2018/06/04
クリーニング店に持ち込まれる衣類に変化が見られます。近年、若い方の着用する衣類がカジュアル化し、家庭で洗う機会が増え、クリーニング店に足を運ばない傾向があります。
今回は若い方にクリーニング店を選んで頂く為にも「ジーンズ」について記載させて頂きます。
ジーンズ(Jeanz)はデニム生地や綿生地で出来たカジュアルなズボンです。デニム(Denim)とは縦糸をインディゴによって染色し、横糸を未晒し糸(染色していない糸)で綾織りにした生地です。フランス語のニーム産のサージ生地(serge de Nimes)が語源とされています。
日本ではジーンズの事をGパンと表現する場合があります。諸説ありますが、G.I(アメリカ軍軍人)が履いていたパンツなので、Gパンと呼ばれるようになったとも言われています。
アメリカ三大ブランド:Levis(リーバイス)、Lee(リー)、Wrangler(ラングラー)
日本三大ブランド:エドウイン(EDWIN)、ビッグジョン(BIG JOHN)、ボブソン(BOBSON)
ジーンズには素材(ポリウレタン混紡もあり)、染料(インディゴ)、豊富な形(シルエット)、ダメージ加工、年代物のビンテージなど種類・価格・ブランド・貴重性など多様で見極めが必要な為、お客様からの要望などを聞き取り、注意点を確認する必要があります。
ジーンズの洗濯には、無蛍光で漂白剤の配合されていない洗剤で、色落ちしない事を考慮した洗剤・洗い方が必要です。生地表面の染料のアタリ・筋感に気を配る事や、日光堅牢度を配慮して、ジーンズを裏返し洗濯・日陰干しをする事も大切な方法かと思われます。
洗剤は、『バイオフレッシュ21』(中性・移染防止剤配合・粉末洗剤)を推奨致します。
ジーンズの生地は硬いのが常識ですが、演出した表面感とソフト感の為にダメージ加工(漂白剤や砂利大の樹脂塊を洗濯機で撹拌)を施しますが、着心地を良くする為に仕上げ剤として特殊変性アミノシリコーン加工剤 『ライトシリコーンA-500』 が大好評です。
クリーニング・メニュー表には、「ジーンズ」を入れられていないクリーニング店が多いのですが、次世代の方にクリーニングを利用して頂く為に、クリーニング店でジーンズを洗う事をPR出来れば、若い方がクリーニング店に足を運んで頂くきっかけにもなると思いますので、ぜひ、ジーンズ・クリーニングのメニュー化をお薦め致します。