2023年春号ライトニュース「溶剤管理でドライクリーニングのイメージ改善を」
2023/02/01
ドライクリーニングの溶剤管理の徹底でクリーニングのイメージ改善を。
□ドライクリーニングの品質UPには「溶剤管理」が必須です。
ドライクリーニングに対して「衣類が臭くなる」、「くすむ」、「風合いが変わる」 などのような悪いイメージを持っている消費者がいます。
そのようなイメージを払拭し、ドライクリーニングは家庭洗濯やコインランドリーでは出来ない「高級感のある洗濯」にイメージ転換してもらえるよう特に「溶剤管理」に注意をしましょう。
〇溶剤管理の重要性
ドライクリーニングで使用される有機溶剤は、繰り返し再利用されます。再利用するために、フィルター濾過や蒸留などの方法がとられますが、
溶剤管理を怠ると臭いや色が発生し、洗濯により汚れを汚染させてしまうことがあります。
〇ドライソープは溶剤を汚します。
ドライクリーニングでは溶剤管理が最重要ですが、ドライクリーニング用の洗剤(ドライソープ)の使用も重要です。ドライソープは汚れの除去の他に静電気防止、逆汚染防止、風合い性の付与の役割があります。ドライソープを使用することにより、溶剤だけでは落ちにくい汚れが多く除去できるため、(汚れにより)溶剤が汚れることになります。そのため、洗浄性の高いドライソープをご使用の場合は溶剤管理が特に重要です。
ドライクリーニングは汗汚れ・水溶性汚れが苦手?
有機溶剤を用いるクリーニングのため、衣類についた汗汚れ等の水溶性の汚れが苦手です。そのような問題を解決するため、水溶性汚れを除去できる専用ドライソープを使用することで、従来よりも「さっぱり」、「すっきり」させることができます。ただし溶剤は特に汚れますので、汗抜きソープでは溶剤管理の徹底が必須です。